メンテナンスでトラックの寿命を延ばそう!効果的な方法を解説

メンテナンスでトラックの寿命を延ばそう!効果的な方法を解説

一台のトラックを長く運転し続けるには、メンテナンスが大切です。冷却系やオイル系など、デリケートな部分を日常的に確かめましょう。警告灯の点灯などで異常が見つかったら、すぐに業者へ相談してください。

今回はトラックを大切に扱いたいドライバーのために、適切なメンテナンス方法を解説します。これを読めばクルマの状態を長く保たせる秘訣がわかるでしょう。

日常的なメンテナンスのポイント

日常的なメンテナンスでは、冷却系やオイル系、消耗品に注意を払ってください。トラックにある先進安全運転支援技術の異常にも早く気づきましょう。仕事で大切なクルマのメンテナンスを解説します。

冷却系はオーバーヒート抑止に重要

セルフメンテナンスでは、最初に冷却系に注意しましょう。トラックにありがちなトラブルのひとつがオーバーヒートで、起きてしまうと走れなくなります。さらにエンジンが機能不全になり廃車を強いられるものもあるのです。

オーバーヒートの原因として冷却水不足が挙げられます。これを防ぐには、日常的に冷却水の残りを確かめてください。

ラジエーター周辺の水漏れで冷却水がなくなることもあるため、壊れた部分がないかのチェックも欠かせません。それにはエンジンルームを開き、冷却ファンの状態も時折見ておきましょう。ただしケガを避けるため、ルーム内に手を入れないように注意です。

オーバーヒートはトラックにとってデリケートな問題なので、冷却系の定期点検は欠かせません。

長く走らせ続けるにはオイル系メンテも大切

オイル系のメンテナンスも、トラックを長く持たせるために大切です。エンジンオイルやミッションオイルなどが該当します。エンジン系の方が交換頻度は多いのが特徴です。

運転中のエンジンルーム内は高熱や高圧にさらされ、その結果としてオイル量の減少が進みます。そのためオイルを定期的に確かめ、少ない場合は自分で追加してください。内部漏れで早く減ることもあるので、その場合は業者への相談が重要です。

バッテリーやタイヤなどの消耗品にも注意

バッテリーやタイヤのような消耗品の交換も大切です。たとえばバッテリーは液の補充や本体の交換をします。バッテリーの寿命は約2~3年が通例です。この期限が近くなったら状態を問わず交換しましょう。仕事への移動中にバッテリー切れが起きるとトラックが走れなくなり、荷物の配送スケジュールに大きな影響が出るからです。

タイヤは走行距離が長いほど消耗します。トラックは重量が大きいので、摩耗しすぎるとバランスに悪影響です。タイヤにはスリップサインがあり、露出していると車検に通りません。 摩耗によるトラブルを避けるには、新品タイヤへの交換が必要になります。

このようにバッテリーやタイヤといった消耗品も長期の放置は避け、定期的なチェックと交換に努めましょう。

搭載機能も大切に扱う

トラックにある搭載機能を大切に使いましょう。たとえばクラッチやPTO機能などは、アイドリングなしで使うと寿命が縮まります。

先進安全運転技術の異常にも注意してください。最近のトラックには安全サポート機能がありますが、働かなくなった場合は適切に受けられません。この状況では安全運転にも悪影響が及びます。

搭載機能にひとつでも異変があった場合は、ディーラーや整備工場への相談が大切です。

トラックの寿命延長のカギは危険信号

トラックの寿命延長には、メーターパネル内の危険信号がカギとなります。警告灯が点いたタイミングで、すぐにメンテナンスの相談をすることが大切です。警告灯の見方と安全な行動への生かし方を以下にまとめました。

メーターパネルにある警告灯の見方

トラックのメーターパネルにはさまざまな警告灯があります。たとえばエンジンに異常があればエンジン警告灯、エンジンの異常加熱があったときはオーバーヒートの警告灯が灯ります。どのランプが灯っても、整備工場やディーラーへ要相談になります。

警告灯の色はオレンジまたは黄色で、走行可能ながら異常ありを示します。赤が灯ったらすぐに走行停止をして、トラブルへの対応をしなければならないというサインです。この場合はすぐに運転をやめ、ロードサービスを呼んでください。勤務先や移動先にもトラックが使えない状況を正直に伝えましょう。

オレンジになったらすぐメンテナンスの相談を

一般的な基準として、オレンジの警告灯が灯った時点でメンテナンス相談が推奨されます。赤になるとただちに走行停止が必要になります。こうなると業務に悪影響が出るでしょう。赤の点灯後も運転を続けていると、思わぬ事故に遭遇するリスクがあります。

オレンジの警告灯が出た場合は、異常部分に配慮しながら走行可能という意味です。しかし気にせずにトラックを使い続けるのは良くありません。オレンジのランプが灯った時点で、専門業者に連絡することが推奨されます。相談や修理が終わるまで、そのトラックの運転はおすすめできません。

オレンジはトラックの異常が始まっているサインで、赤になると手遅れです。異常検知の時点で早期対処を心がけてください。

まとめ

トラックのメンテナンスによって、長持ちが可能です。冷却系やバッテリー、消耗品などさまざまな部位を定期的に確かめてください。移動中の事故によってケガをするだけでなく、荷物への被害や業務への支障が起きるかもしれないからです。

毎日スケジュールどおりに決まった場所へ荷物を届けるには、トラックの安全が欠かせません。この記事をきっかけに、異常を調べつつ、大切に扱う習慣をつけてください。

「有限会社大山自動車整備工場」では、乗用車だけでなくトラックのメンテナンスも扱っています。整備や点検を担当するのは国家資格を持った整備士なので、安心してご利用可能です。トラックで気になる部分が見つかったら、ぜひご相談ください。